2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

C.I.A.試験

CIA試験のPart1とPart2を二週連続で受験しました。結果はPart1(内部監査の基礎)は合格、Part2(内部監査の実務)は不合格でした。両方とも準備を始めて2−3か月での受験ですが、ABITUSの講義を聞いて練習問題を一度解いた程度では簡単には合格できないと…

民主主義国での格差

平等普通選挙の仕組みがあり安定的に運用されている社会でなぜ経済格差が広がるのか…。完璧な平等というのは現実的ではないし、それを目指すこともろくなことにならないのだろうとは思うが、アメリカや日本の民主主義が他国より優れているとは言い切れないの…

遊びとしてのゴルフ

ホイジンガの「ホモ・ルーデンス」中公文庫118ページからの引用。 …たとえば、ゴルフボールがホールインワンしたということではなくて、遊びが成功した、うまくいったという観念的事実である。この「成功」が、遊ぶ者に対して長短の差はあったとしてもしばら…

「ホモ・ルーデンス」からの引用

「ホモ・ルーデンス」I章の「文化現象としての遊びの本質と意味」で引用されているプラトーンの「法律」の一節 (アテーナイの人)いままでは人々は、真面目なことも遊びのためでなければならないと思っていますね。たとえば、戦争は真剣なことで、平和のた…

ホイジンガと青年文法学派

ホイジンガの「ホモ・ルーデンス」を読み始める。「解説」を読んでいて、ホイジンガは最初は言語学を研究していたこと、1895−96年にはライプチヒ大学に滞在し、青年文法学派のブルークマン、ヴィンディシュ、レスキーンといった面々と交流していたことを知る…

「スターリン言語学」精読

岩波現代文庫、田中克彦の「スターリン言語学」精読、を読了。1950年8月2日付け「プラウダ(ПРАВДА)」上で、スターリンが批判しているマルの理論の中にあるという「言語素材とむすびつかないむきだしの思想」にドッキリさせられた。大学の言語学のゼミ…

なぎさホテル

伊集院静の「なぎさホテル」読了。おとぎ話のようなつかみどころのないふわふわとした読後感。ほとんどお金を持っていない20代の若者を受け入れるホテル、しかもそのホテルは年に一度皇太子夫妻をランチに迎える由緒あるおんぼろホテルという設定なのだ。…

白ロシア、赤ロシア、黒ロシア

ベラルーシ、以前は白ロシアと呼ばれていた。なぜ白なのか、黒、赤は無いのかと思っていたら、有りました。東スラブの南部が赤ルーシ(今のウクライナ)、北部は黒ルーシ(今のロシア)、そして西部が白ルーシ(ベラルーシ)と呼ばれていたらしい。もともと…

ウクライナとEUのAA締結に関するCEPSのレポート

http://www.ceps.be/book/prospect-deep-free-trade-between-european-union-and-ukraineロシアの反応(Geopoliticalな視点)、ロシアとウクライナへの間の経済・金融・政治的な繋がりを切ることのコストなどを、ブリュッセルの官僚は考えなかったのだろうか…

ウクライナ問題(備忘)

去年の今頃、ウクライナが現在のようなことになるとは全く想像していなかった。自分の想像力なさ、洞察力の欠如が恥ずかしい。今ここで、この「唐突」に大問題となってしまったウクライナ問題を整理しておきたい。今回のウクライナ問題を調べてみて出てきた…

「ことばとは何か」言語学という冒険

「ことばとは何か」副題:言語学という冒険、田中克彦著を読了。言語学の対象としての「ことば」をくっきりと説明してくれていると思う。でも、そうやってしっかり対象を捉まえた後に何をするのか?ことばとは何か (ちくま新書)作者: 田中克彦出版社/メーカ…