なぎさホテル

伊集院静の「なぎさホテル」読了。おとぎ話のようなつかみどころのないふわふわとした読後感。

ほとんどお金を持っていない20代の若者を受け入れるホテル、しかもそのホテルは年に一度皇太子夫妻をランチに迎える由緒あるおんぼろホテルという設定なのだ。そしてその若者は当時人気絶頂の女優と結婚するという。

若き日の自分のことを語りながら、既に鬼籍に入った周囲の人々のことを柔らかく語っている。

なぎさホテル デジタルブックファクトリー

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