「スターリン言語学」精読

岩波現代文庫田中克彦の「スターリン言語学」精読、を読了。

1950年8月2日付け「プラウダ(ПРАВДА)」上で、スターリンが批判しているマルの理論の中にあるという「言語素材とむすびつかないむきだしの思想」にドッキリさせられた。

大学の言語学のゼミで、「言語とは音である。文字は付け足しにすぎない。』という議論以来の感動である。

眠りに落ちる前にあれこれ考えているとき、森の中をのんびり歩いているとき、思考はあちこちを飛び回っており、言語活動という鎧からは自由なのだ。

「スターリン言語学」精読 (岩波現代文庫―学術)

「スターリン言語学」精読 (岩波現代文庫―学術)