「ダントン派の処刑」、小説フランス革命17、佐藤賢一

あまり面白いと思わないながら、だらだらとここまで読み進んできたこのシリーズ。多分この巻が一番面白く読めた気がする。処刑台に向かう馬車の上のダントンとでムーランの会話が良い、もちろんフィクションだと思うけど。いまさらながら「自由・平等・友愛(博愛)」について考えるきっかけともなり、友愛(博愛)はよりよい社会実現のためには実はとっても大切ではないかという気がしてきた。このフラタニティ、リスペクトに置き換えるともっと良いのではないかとも思う。